薬を使わない認知症治療・超音波治療

朝の情報番組「モーニングショー」で興味深い話が紹介されていました。

認知症を薬ではなく超音波で治療するというものです。
2018年夏頃に東北大学が治験を始めたというニュースが出ていましたが、実際に教授にインタビューをし体験するという内容で素人の私でもとてもわかり易く紹介されていて非常に良かったので私なりに振り返りのためにまとめてみたいと思います。



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超音波治療で認知症がどう改善するのか

超音波治療の方法

まず、超音波の治療方法ですが絵的にはオウム真理教の信者がつけていたヘッドギアの簡易版のようなものを頭に装着します。
そのバンドの左右のこめかみを挟む部分に超音波が発せられる装置がついていてそこから音波が発せられるという感じでした。

発信部分は手で触れるとかすかに感じるという程度の振動。

 

これを一週間 月・水・金、1回あたり1時間。
それを3ヶ月おきに6回やって合計1年半で終了という流れになります。
痛みもなくただ装置をつけて横になって過ごせばよいだけなので、病院さえ近ければ治療は楽そうです。

超音波がどのように作用して改善が見込まれるのか

そもそも超音波がどのように認知症に影響を及ぼすのでしょうか。

番組では以下のように説明していました。

もともと超音波を血管にあてると組織を修復する物質がうまれて新しく血管が造られることが解っており、狭心症の治療で利用されていました。

東北大の下川教授はそれをヒントに、脳の血流の低下によって引き起こされる認知症を改善できないか?と研究を進めていったところマウスの実験では認知症の原因とされるアミロイドβが激減したのだそうです。


血流が良くなると認知機能が良くなるの?

血管が増えて血流が増えると、炎症が取れてきます。

血行がよくなると筋肉痛が治るのと近い?

慢性の炎症がおさまるとアミロイドβの蓄積が抑制されるんだそうです。
認知症はアミロイドβの蓄積によって脳がダメージをうけ脳が萎縮することで発生するので、その前段階で食い止められるかもしれない。
ということなんでしょうか。

血管の循環が悪くなる(循環不全)とそこに炎症が起きます。
たとえば脳梗塞を起こすと認知機能が低下するというのも、脳の血液の循環に障害が起こっているのが原因です。

この発言はとてもわかりやすかったですね。
そう考えると認知症に限らず、脳の血流低下によっておこる症状の大半が改善されてしまうかもしれないということで非常に期待値が高いんじゃないかと素人は思ってしまいました。

副作用に関しては、現在治験中なのでその結果を待ちわびたいところ。
もしこの治療が確立されれば治療による物理的な刺激も少ないし画期的ではないでしょうか。

東北大、アルツハイマー型認知症に対する超音波治療の治験 | 認知症ねっと
東北大学大学院医学系研究科の下川宏明教授、進藤智彦助教、江口久美子医師、東北大学加齢医学研究所の荒井啓行教授らの研究グループは、低出力パルス波超音波(low-intensity pulsed ultrasound:LIPUS)がマウスのアルツハイマー型認知症モデルにおいて認知機能低下を抑制する可能性があることを見出し、...

 

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