バラが枯れた?夏のバラの管理


夏場に外出先から帰ってみたら、バラが首をもたげてぐったりしていた。
こんな経験はバラを育てる誰もが経験することだと思います。

この原因、水枯れかも!

特に鉢植えのバラは、雨の当たらない環境の良い場所に移動させて育てられるというメリットがある反面、保水力が無いので水切れをおこしやすいというデメリットがあります。

 

お水はちゃんとあげていたのに…

こんな人の話を良く聞いてみると猛暑なのに1日に1度だけだった、とか2回あげたけど量が足りなかったなど、植物が求める水量に達していなかったということが多々あるんですよね。
植木がどれぐらい水を欲しがるかを理解するには経験が必要ですが、それが出来なかった時はヘルプをしっかり受け止めてあげられるようになりましょう



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30度を超える暑い日の水やりは朝と夕方の2回!

特に夏場の気温が高い日の水枯れは切実で、朝たっぷり水をやったから大丈夫かな。
なんて思っていたら、夕方にはぐったりして瀕死状態になってしまいます。
気温が高い日で、朝は元気だったのに夕方にぐったりしていた場合は、原因はほぼ水切れなので急いで水をあげてください!

大事なのは水をあげるポイントとタイミング

急いで水をあげるときに危険なのは、暑い時間に水をやると土の中で高温になり根っこを痛めてしまうことです。なるべく涼しくなってから水をやりましょう。
ただ、今すぐに応急処置をしなければいけないような時は、鉢植えなら陽の当たらない場所に移動してまずは根元にたっぷり、葉っぱにも水をかけて更に鉢より一回り大きいバケツなどに水を張りそこに鉢を沈めます。
こうすることで、早急に水分を供給してあげることができます。

そのまま一晩、安静にしてあげて翌日回復するようなら鉢を水揚げしてあげましょう。
それでもダメな場合は、翌日は陽の当たらない場所でバケツに鉢を入れたまま少し様子を見ます。

夏のバラの水やりのポイント

バラに限らず夏の暑い日の植物への水やりの基本は

  1. 午前中は根元にたっぷり
  2. 陽が傾いた頃に植物全体に

1は前述の通り、地熱が上がるまえの午前中なら根本にたっぷりと。土中に含ませて給水させるのが一番効率が良い水の揚げ方です。
2は陽が弱まってきた頃。植木全体に上から水を撒いてあげることで、葉についた水滴は風によって乾く際に周りの熱を奪って蒸発をする「気化熱」が発生するのでクールダウンの効果もプラスされます。
この原理を利用したものに”打ち水”がありますね。

この気化熱によって植物だけでなく、空気の温度も下がるので夏の暑さ対策にも効果的です。
ただし、真夏の気温が高いうちにやってしまうと逆に湿度があがり蒸し暑くなるので水をまく時間も大事なポイントになりますよ!



植物の水やりに便利なグッズ

さて、水をあげるのにちょっと便利なグッズの紹介なんですが、地植えや鉢がたくさんあるお宅で根元に水をやるのは手前の植木鉢が障害物となり意外とコツが必要です。
そんなときに便利なのが、ロングノズルのヘッド。

これなら植物と植物の間にヘッドを差し込んで、ピンポイントで簡単に根元に水をあげることが出来ます。
鉢の置き方に奥行きがあるお宅ではお勧めのグッズです。

また、水やりのエリアが広範囲な場合、ホースが重いと鉢にひっかかって倒してしまったり、植わっている植物をホースがなぎ倒してしまったりとちょっとした事件が起こります。

それを防ぐのが細めのホース

ホースが細い分、軽くなるので万が一植物を跨いでしまってもダメージが少なくてすみますね。
もしこれから新しくホース等を新調しようと考えている方は是非参考にしてみてくださいね!

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