強風・台風被害を減らす策はとにかく固定
春先の春一番、秋の入口の台風にかならずやってくる強風。お家の植物たちにはおおきな被害が出るので主にとっては頭が痛いシーズンです。
でもそれがあるからこそ豊かな四季の恩恵を受けることが出来るということで自衛して付き合っていくしか無いんですよね。
まず台風が接近しているタイミングで二番花、三番花が咲いていたらそれは切ってお部屋で楽しみましょう。
暴風にさらされるとせっかくの花が傷んでしまい勿体無いですもんね。
ということで、風による株本体の被害を食い止める方法をいくつかご紹介します。
鉢植えにはフラワーガード一択!
フラワーガードをご存知ですか?枝が暴れる植物の樹形を整えるためにも使われるこのフラワーガード。
バラの苗との組み合わせはあまりメジャーではないように思うのですがこちらがとても役に立つんです。
使い方は簡単で、鉢の淵に沿って挿し入れるだけです。
大苗くらいまでは対応出来るサイズ展開があるので広範囲にカバー出来て、普段は支柱として、強風時は株を両サイドから囲って防風カバーとして利用することが出来ます。
地植えの立木、つる性のバラの固定方法
地植えで大きく育ったバラで、トレリスやフェンスに這わせてあるものは固定箇所を再度見直して、必要であれば麻ひもやワイヤーで強く固定します。
また、寒冷紗(遮光シート)などで包んで固定が出来れば葉なども保護出来て安心です。
この場合根本に近い部分を固定すると上部が揺られ下部からポッキリいってしまうので株の1/2~1/3よりも上の位置を固定します。
背面に支柱が無い場合は、園芸用の支柱を使って組むことが出来ます。
園芸支柱は体重で差し込んだ程度だと抜けてしまうので、土中に埋まる根っこ部分を深くするために脚立を利用して柱のてっぺんから木槌などで叩いて根入れを深くとります。(割れに注意)
木槌で叩く際は直接叩くのではなく、木片のプレートなどを一枚噛ませて叩くとうまくいくのでお試しください。
また、単独で設置されたオベリスクなども飛ばされる可能性が高く、これが倒れると建物や人への被害も甚大になってしまうので頑丈に固定します。
強固に固定するには土木工事などで使われる鉄筋が役立ちます。
オベリスクの支柱の脇にさきほどの支柱を深く根入れした方法で金槌で差し込み、そこに結束して固定します。
鉄筋の根入れを十分に取ることがポイントで、無機質な鉄筋もオベリスクと同じ色にペンキで塗装してあげることでオシャレに演出できます。
台風でバラが折れた!翌日のメンテナンス
台風が去った後に折れてしまった枝は残念ですが切り口から病気が入るのを防ぐためにカットします。
そうすることで、5枚葉の付け根から次の新しい芽が出るのを促進出来ます。
切り口を斜めにするのは雨水が溜まらないようにするためだよ
夏剪定がまだならこのタイミングで秋の開花にむける夏剪定をしてしまいましょう。
5枚葉が無く切る場所が無い場合、折れた位置によっては復活の可能性があるので折れた口の直近でカットしましょう。
また雨風に含まれた潮などを洗い流すために、濡れていても苗全体を水で一度洗い流すのも、病気を防ぐポイントですよ。
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