新苗のバラとは?その育て方

バラの新苗ってなに?新苗を買うメリットとデメリット

春先に出回るバラの苗にはいくつか種類がありますが、そのうちのひとつ「新苗」は接ぎ木をして数ヶ月~半年しか経っていないバラ苗のいわば”赤ちゃん”です。

赤ちゃんなので小さくてひ弱な苗で、しかも他の苗が数年かけて手間暇かけて育てられているのに対して手間がかかっていない分金額もリーズナブル。
そんな新苗のメリットとデメリットは何でしょう?

メリット・・・値段が安い。小さい苗なので大きく育てる醍醐味を味わえる。環境に慣れやすい
デメリット・・・1年目は花を咲かせず育てるので初心者には楽しくない

こんな感じでしょうか。

もちろん絶対に花を咲かせてはいけない訳ではないので、1輪くらい咲かせて楽しむことは出来ますがそれをやった分だけ植物のエネルギーを消費させているので、その後の成長に少なくとも影響が出ます。
そこを天秤にかけて判断しましょう。

ちなみにわたしは1輪だけ咲かせてすぐに切り花にして楽しむタイプです

バラのシュートをピンチする意味も同じで、花を咲かせるエネルギーを成長にまわしてあげるという考え方ですね。

バラのシュートのピンチとは?
バラのシュートのピンチっていったい何のことなのか バラの剪定で出てくる「ピンチ」とは何なのでしょう。 初心者には枝の剪定だけでも難題なのに、ピンチという別の用語が加わるとわけがわからなくなりませんか?私はなりました。 ここではピンチについて...

新苗を買ったらまずは植え替え!

さあ、新苗を購入したらまずは鉢を一回り~二回り大きい鉢に植え替えましょう。
ショップで売っている新苗の多くは4号鉢で育てられているので、二回り大きい6号鉢に植え替えます。

デザイン性のある素焼きの鉢などに植えたいところですが、バラの成長のためにはバラ専用のスリットの入った鉢が一般的です。

バラは通気性と排水が重要な植物のため、それを助けるスリットが入った鉢が良いとされています。
スリット鉢が無い場合は底面に底石を配して土を通気と排水効率のよい配合にしてあげれば他の鉢でもちゃんと育ちますよ!

バラの土の作り方

さらにエネルギーを蓄えるために新芽(花芽)を摘み取って株を充実させる

新苗は花を咲かせないのルールにしたがってその後も成長とともに生まれる新芽をせっせと摘みます。

もったいないしかわいそう!と思ってしまいがちですが、そのバラが大きく成長するためには大事な作業なんですよね。

育つがままに花をさかせて株が小さく病気にも弱い株と、大きく育てて強い株にするの、どっちが良いですか?ということだね

新苗の芽かきはいつまで続けるのか?

新苗の芽をかく作業が必要なのは解りましたが、いつまで続ければ良いのでしょう?
この作業は夏頃8月まで続けて株を大きくそだてます。

途中、芽かきをするのを忘れて蕾がついてしまったら、心を鬼にして摘蕾します✂
つらいです。

バラの家さんのサイトで写真つきで解説されているので参考にしてみてください

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秋の開花も切り花で楽しむのがベスト!新苗1年めの秋の作業

いよいよ夏が終わる頃になると秋の開花にむけて蕾がつきはじめるので芽かきをやめます。
早い品種だと9月のはじめには花が開くので、これも枝につけておかず切り花にして楽しむのがコツ!
花の開きが3分~5分咲きくらいで切り取ると、株のエネルギーの消費を抑えられます。

バラの蕾を切っても咲かないのはどうして?

蕾の状態で切っても花を咲かせることができますが、そのタイミングに注意します。

切り花の蕾が咲かない

開花の準備が整った、萼(がく)が下がったときがそのタイミング。
萼がかぶった状態で切ってしまうと、品種にもよりますがそのまま枯れてしまうことが多い印象ですね。

その後は大苗と同様の管理で徐々に株を充実させましょう!

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